焙煎機の紹介の続きです。
プロバット


黒と金で統一された焙煎機は5kgの半熱風式焙煎機です。
5kgなのに、とても本体が大きく存在感があります。
最新モデルの焙煎機を使用することができました。
既に導入されている珈琲屋さん、これから導入を検討している珈琲屋さんが多く、人気がある焙煎機と
感じました。
こちらも排気のコントロールはなく、火力の調整のみです。
最新モデルは、1つのモーター+Vベルトから4つのモーター(本体、冷却、排気、後1つは何か忘れてしまいました)に変わっており、連続焙煎が可能になったそうです。
本体左にタッチパネル式の画面とボタンが3つ付いています。
画面には本体温度が数字表示され、火力を%入力して変更します。
ただ、タッチパネルの反応が遅く、火力の変更がすぐ反映されないのが難点です。
蓄熱効果は抜群なため、暖気をし過ぎると投入量によっては、1ハゼが227℃になったりします。
我々のチームは、この焙煎機で2Kgを焙煎しました。本体温度は、ドラムの丁度真ん中の高さに設置されて
いるせいか、2Kgでは豆温度を測定することは出来ず、ドラム内の雰囲気温度を測定していました。
ドイツには豆温度の概念はないようで、排気温度を意識して焙煎するようです。
焙煎した珈琲は、柑橘系の香が強く出て、明るい酸を感じる珈琲に仕上がりました。
香を重視する珈琲を作るにはとても向いた焙煎機だと思います。
ローリング・スマート・ロースターより、フレーバー(特に酸味)がはっきり出るのはこちらだと
個人的に感じました。
ただ、排気につながった排管からかなり白い煙が出ていたので、排気は強そうです。
残りの1台は、次回に。
Executive Producer 長屋